ライター歴3年8か月のシニアライターyasuです。
私は妻の介護と仕事を両立すべく、クラウドソーシングサイトに登録し活動を始め、案件を受注できた2件目までは何とか納品まで完了しました。これなら、案件さえ受注できれば意外と簡単に稼げそうと軽く考えていたのです。
また、今まで培ったシニアの経験はライターの実績に生かせる、とも考えていました。
しかし、初心者のwebライターを待ち受ける現実は厳しいものでした。募集している案件に応募してもまったく契約までこぎつけず、採用されない案件ばかりが増えていきます。
今回は、シニアの私がwebライター初心者として歩み始めてから約半年間、躓きながらも提案し続けて気づいた、提案が採用されない理由や改善した内容について紹介します。
私の経験がこれからwebライターを目指す人の一助になれば幸いです。
初心者シニアライターが見た現実
初心者のシニアが見たwebライターという仕事の現実は、甘くはありませんでした。そもそも記事作成の実績がほぼないにもかかわらず、募集している案件に片っ端から提案しても、クライアントからの連絡は一切ありません。
この現実に直面すると、かなり落ち込みます。提案した案件を幾度も見直し、クライアントからの返信を待つという日々が続きました。
なぜ提案しても採用されないのだろうという、何かプロフィールか提案文に問題があるのか、改めて、インターネットの情報やライティング関連の書籍を見直した結果、いくつかの改善点が見つかったのです。
この記事では、提案を出し続けても採用されなかった理由と改善した内容を紹介します。
私の経験がこれからwebライターを目指す人の一助になれば幸いです。
提案し続けても採用される気配なし…採用されない理由4つ
ライターを始めて2件目に受注できたクライアントの指導のおかげもあり、少しはライターとしての自信を持ち始めた頃でしたが、その後は募集している案件に応募しても全く採用されない日々が続きました。
今までは余裕で月3万円以上は稼げると思っていた私にとって、初めての壁です。早朝からパソコンの電源を入れ、メールやサイトのチェックをし、落胆しては次の募集に応募する日々でした。
この調子では、月3万円稼ぐどころか、収入は全くゼロという結果になります。さすがに焦りました。
色々と思案した結果、次の4つが採用されない理由に辿りつきました。
提案文が短く、単調だった
募集に対する提案文が短く、単調だったことが大きな原因です。
2件の案件を受注した勢いでこのまま提案を続ければ、採用される確率が上がり、安定した収入につながると高をくくっていました。
しかし、前回と同じジャンルでも通用しないように、ジャンルが異なる案件では、同じ内容の提案文では、ほぼ通用しません。
今、見直してみると、4行程度の短い提案文であったため、クライアントに熱意が通じていなかったようです。
ライティング実績のない状態で提案していた
ライティング実績のない状態で、応募していたのも原因の1つです。
募集している案件には、必ずといっていいほど、「過去のライティング実績を提示してください」と記載されています。この条件は、初心者ライターには正直きつい…。
「テスト的に1記事でも執筆させてください」と提案文に記載するも、実績がない初心者にお金を払うよりは、実績のあるライターに依頼するのが妥当でしょう。
私がクライアントならそう考えます。
提案文をコピペして使い回していた
提案件数を増やすために、提案文をコピペして使い回ししていたことも原因の1つです。
これは提案件数を増やせば、比例して採用される件数も増えていくだろうという安易な考えからでした。多い時は、1日に10件以上提案していました。
提案文が単調、さらには文言を少し変えただけのコピペ文を使い回していれば、クライアントに熱意は通じません。
初心者の私は、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な考えが通用すると本気で考えていました。
プロフィールの内容がお粗末だった
記載しているプロフィールの内容もお粗末でした。
初心者ですが頑張ります、御社の期待に必ず応えます、読者に寄り添う文章が得意です…などを提案文に書けばクライアントに伝わるだろうという思い込みです。
しかし、現実はそう甘くなく、過去の経歴や職歴、得意やジャンル、保有している資格などを正確に記載しないと、面接までたどり着けない就活のようになると気づいていませんでした。
応募に対して提案する本数だけ増やしても、クライアントからはスルーされます。特に自分の経験やスキルを十分アピールする提案文でないと、採用率は低飛行を続けること間違いなしです。
現実を知ったシニアライターの対応策
応募しても採用されない現実を知った私は、採用されない理由4つについて、対応策を考え行動しました。
案件は提案文が多いほど採用される確率は比例して上がるという考えは、私の妄想だったことを反省し、時間をかけても改善していく行動をとるように努めるしかありません。
どうすれば、クライアントの目に留まる文章を書けるかという課題に向き合い、次の4つの改善策を考え、実行しました。
提案文の内容を充実させる
提案文の内容を応募に合わせ、充実させることから始めました。
応募文には、応募内容をコピペして提案してくださいという記載が数多く見られます。その内容を無視して応募することはNGです。
初心者の頃は応募内容を詳しく確認せず、とにかく提案するという前提で、「質より数」を1日の目標にしていました。それでは、応募件数を増やす自己満足しているだけで、熱意をもって応募しているように思われません。
提案文は、自分の経験やスキルが生かせるアピールがなければ、採用にはつながりません。
キーワードを自分に与え、記事を作成する
さまざまな案件から自分が興味を持ったキーワードを自分に与え、記事作成していくことも必要です。
初心者には記事を作成した経験がない、または少ないため、経験豊富なライターと対等な勝負はできません。過去のライティング実績に提示できる記事がないため、力負けします。
クライアントは、ブログの経験もないなど、執筆経験の少ないライターを採用するには、リスクを伴います。
まず、自分にキーワードなどの課題を与えて記事を作成し、執筆イメージとしてクライアントにアピールする実績が必要です。
応募に合った提案文を丁寧に作成する
応募に合った提案文を丁寧に作成することも、採用率を上げるためには大切です。
応募文に記載されている内容によくあるのが、簡単な自己紹介や自己PR、過去のライティング実績、対応可能な記事数です。特に大切なのが、「私をこの案件に採用すると、御社に貢献できますよ」というアピールです。
私の経験から、クライアントは実績の少ないライターを採用する判断基準は、自己PRや過去のライティング実績と得意分野が大部分を占めていると考えています。私がクライアントならの話ですが…。
いずれにしても、応募に沿った提案文でないと、採用まで辿りつけないでしょう。
プロフィールの内容を増やし、簡潔で丁寧に書く
プロフィールの内容を増やし、簡潔で丁寧に書くことも、採用率を上げるために必要です。
プロフィールは、初めに書いた後は意外と見直さず、放置してしまいがちです。私も約6か月間はプロフィールの更新もせず放置していたため、薄い内容でした。
初めに登録していたプロフィールを後で見直すと、得意な分野や経験、スキル、資格などの記載忘れがあることに気づくことがあります。
定期的にプロフィールを確認し、必要があれば追加していくことが、案件獲得の可能性を高めることにつながります。
この改善策を続けることで、少しずつですが案件獲得につながっていきました。
まとめ
長年の経験を生かしてライターとして活動したいシニアですが、一つ一つの行動を疎かにしていると、提案だけする毎日になります。
自分の行動を顧みず、パソコンの前に座り、応募してい案件を見て応募するだけの1日では、いつまでたってもプロのライターにはなれません。
初心者から脱却するには、過去に失敗した経験を繰り返さず、改善しながら、レベルアップするしかありません。シニアの経験が生かせる案件に辿りつくには、様々な改善や時間が必要です。
また、最後まで諦めずに、常に新しい知識を吸収し、必要の都度見直しの繰り返しが大切です。
次回は、初心者のシニア世代だからこそ、気をつけたい詐欺案件について、私の経験を紹介します。
よろしければ、また見に来てください。
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